首脳会談で良好な関係を築くためには?

山内キャスター:
首脳会談で良好な関係を築くためにはどうすればいいのでしょうか。

早稲田大学・中林教授は「トランプ大統領の提案をすぐに否定せず、“何を求めているのか”感じ取るセンスが肝心」とし、さらに、“駆け引き”と悟らせない話術も求められるということです。

TBS報道局・岩田政治部長によると「雇用創出など、日本がアメリカに国益をもたらしていると端的に伝えることが重要」だといいます。アメリカの国益を前面に押し出すのが良いのではないかということです。

井上キャスター:
トランプ大統領は交渉・演出のプロだと感じます。共同会見は時間がなくても行えるものだと思うので、共同会見の有無などはポイントでしょうか。

岩田政治部長:
会見という形で何か発表するのかなどはまだはっきりしていませんが、一つのポイントかと思います。

ホランキャスター:
ただ、かなり絶妙な塩梅を求められますよね。

岩田政治部長:
トランプ大統領は長い話があまり得意じゃないという話も聞きます。

安倍元総理のときは、日本はどこにいくつ工場を作って、どのくらいのアメリカ人を雇用しているかというのを、アメリカの地図に示して説明したということです。

国会の審議でも石破総理は似たようなことを話していたので、何か考えているのだろうと思います。

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<プロフィール>
岩田夏弥
TBS報道局政治部長 前ワシントン支局長
2020年 米大統領選を取材