なぜ安倍元総理は良好な関係を? 専門家「関税引き上げを回避し、自動車産業を守ることに」
山内キャスター:
安倍元総理はトランプ氏となぜ良好な関係を築いたのでしょうか。

2016年11月、大統領選に勝利したトランプ大統領と会談しました。G7首脳が面会を控える中、すぐに訪米し関係性を築いたことが大きかったのではないかということです。
その後、日米首脳会談は電話も含めて51回行われました。
そして、トランプ大統領が来日した際には、食事やゴルフ、大相撲観戦なども報じられました。
中林教授は、良好な関係を構築することで「自動車関税の引き上げを回避することができ、日本の自動車産業を守ることにつながった」としています。
井上キャスター:
今、トランプ大統領にとって、日本の優先順位は高くないのだろうと想像できます。
自民党が少数与党であることで、トランプ大統領に「あまり話してもしょうがない」とみられることはあるのでしょうか。
岩田政治部長:
やはり日本国という国を見てると思います。日米同盟があるからこそ、アメリカにとってもメリットがあるわけです。
なので、石破総理は「日米同盟を維持・強化していくことが、トランプ大統領自身にもプラスになる」と、しっかり伝えることが大事だと思います。