「このままでいいんや」中学時代は不登校…写真と出会い前向きに

 堀江さんは、高校入学後にカメラを始めました。

 (写真部3年 堀江彩加さん)「これが私のカメラです。叔父と両親にプレゼントでもらって。ほんまに頑張れよって」

 自分のカメラを手にすると、部活動にも力が入り、様々な賞をとるようになりました。

 (写真部3年 堀江彩加さん)「(Q写真部に入るきっかけは?)友達が『写真部が気になるから一緒に行こう』と言ってくれて。先輩もすごく優しくて。中学のときにチームプレーの部活に入っていて、それがあまりうまくいかなかったので…写真は個人戦なのかなと思って、そっち(写真)の世界に入ってみようと」

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 中学のときは団体競技の運動部だった堀江さん。人間関係がうまくいかず、1年の夏から不登校になったといいます。卒業式にも出られませんでした。

 (写真部3年 堀江彩加さん)「いま考えたら、自分と向き合う長い時間が他の人よりできたので、それがきっかけでより前向きに生きられるようになった。その経験を生かして、写真部で自分の世界を写真を使って表現したり伝えたりすることができて、それを評価もしてもらえて、『このままでいいんや』と思えるようになりました」

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 こうした経験から生まれた、堀江さんのセルフポートレート『人生論。』では、他人に見せる表情の裏側には様々な感情が潜んでいることを表現しました。