インフルエンザの流行発生警報が続く中、去年末は1週間で8500人を超え、過去最多となりました。鹿児島大学病院では重症患者の受け入れが急増し、集中治療室=ICUが一時、ひっ迫する事態が起きていました。

「運ばれてきた時には、ほとんど肺の機能がなかった」

鹿児島大学病院救命救急センターです。新型コロナの治療でも欠かせない、人間の肺のかわりを担う装置「ECMO(エクモ)」につながれた患者。

インフルエンザが悪化して重度の肺炎を起こした50代女性です。

今月中旬に発熱し、自宅で療養していましたが、その後、肺炎が悪化して今月21日に鹿児島大学病院に搬送されました。女性に持病はありませんでした。

(鹿児島大学病院 垣花泰之・救命救急センター長)「運ばれてきた時には、ほとんど肺の機能がなかった」