まもなく節分ですが、恵方巻にも物価高の影響が出ています。コメやのりなどの原材料が相次いで値上げし、売る側も頭を悩ませています。

節分の縁起物として食べる恵方巻。
節分は毎年2月3日ですが、ことしは地球の公転周期のずれで1日早まり2月2日。日曜日ということもあり、家族だんらんのひとときに恵方巻を楽しむという人もいるかもしれません。
そんな恵方巻にも価格高騰の波が押し寄せています。

帝国データバンクによりますと、今年の恵方巻の平均価格は1本あたり去年より136円高い1094円、豪勢な具が入った海鮮恵方巻は215円アップの1944円で、いずれも10%以上の値上がりとなっています。

原材料では、コメの価格が前年比60%の大幅な値上げとなっていて、のりや水産品、野菜なども価格が高騰しています。
記者
「加速する物価高。節分を前に県内の売り場にも影響が出ています」
富山大和にある古市庵。全国の百貨店やショッピングセンターに出店し、巻きずしを中心に押しずしやちらし寿司など幅広い品ぞろえで人気です。
古市庵でも節分に向け恵方巻の販売を強化していますが――
古市庵 黒田諭侑 店長
「恵方巻もやはり20~30円ほど値段が上がっております。上がり幅が大きいと購入も迷ってしまう場合もあるので、お客様の購買意欲を削がないようにはしております」