寒さが厳しい中で気になるのが、灯油など燃料価格の高騰です。
シーズンを迎えている「イチゴ狩り」にもその影響が出ているようです。
愛媛県松山市内にある観光イチゴ園。
今シーズンも今月4日にイチゴ狩りの営業を始め、愛媛オリジナルブランドの「紅い雫」や「あまおとめ」など8種類の食べ比べを楽しむことができます。
いちごファーム北条 安田豊 代表
「ヘタが反り上がっているやつが美味いです。水分が行きにくいから甘いと言われますね」
冷え込みが強まる中、イチゴ園を悩ませているのが灯油価格の高騰です。
石油情報センターが29日発表した県内の灯油の小売り価格は18リットル入りで2342円。
先週と比べて7円高くなり、値上がりは2週連続です。
イチゴは周囲の温度が低くなりすぎると生育に悪影響を及ぼすと言われていて、こちらでは灯油を燃料とする暖房器具を使って室温が7度を下回らないよう調整しています。
寒さが厳しいこの時期の灯油代は1か月に15万円ほどですが、今後さらなる負担の増加が見込まれています。
安田代表
「いや厳しいですね。収入は以前より減っています、残る金はね」
栽培する容器にチューブで水を送るのにかかる電気代や肥料の価格高騰も経営を圧迫していて、こちらではイチゴ狩りの料金を200円値上げしました。
安田代表
「1月2月は我慢のしどきですね。3月から気温が上がったり日が長くなったりイチゴがたくさん採れてくるときが初めて笑顔が出る時期なのでそれまでは今辛抱しているところですね」
灯油の価格は来週も高止まりする見込みで、影響はまだ続きそうです。
注目の記事
「米はあるのに、なぜ高い?」業者の倉庫に眠る新米 品薄への恐怖が招いた“集荷競争”が「高止まり続く要因に」

大阪王将 ドーナツ業界に進出「ぎょーナツ」餃子味、麻婆豆腐味って? 異業種が参入するワケ【Nスタ解説】

1枚500円なのに交換は440円分…農水大臣が「おこめ券」にこだわる理由、百貨店商品券との違い【Nスタ解説】

「武蔵が沈んだ…」部下を思い、涙した初代砲術長・永橋爲茂 戦後なぜ、家族を残し一人島で暮らしたのか #きおくをつなごう #戦争の記憶

「BYD」「テスラ」米中2大EVメーカーが北海道進出《なぜ?》「北海道はブルーオーシャン」寒冷地でEVは普及するのか「ノルウェーでは93%のEV浸透」

「ニュースのYouTubeで自分だと…」50年前の一番乗り兄弟を発見!決め手は“広島カープの帽子” 新潟・阿賀野市『サントピアワールド』









