昔懐かしい蓄音機を使ってクラシックやシャンソンなどのレコードを鑑賞するイベントが仙台市で開かれました。参加した人たちは、柔らかな音色に聞き入っていました。

青葉区で開かれた蓄音機による音楽鑑賞会には30人ほどが集まりました。「G線上のアリア」や「愛の賛歌」といったクラシックやシャンソンのSPレコードが蓄音機にセットされて流されました。

こちらは1930年頃、イギリスで手作りされた蓄音機。幼いころから機械いじりが好きだったという持ち主の庄司陽一さんが、趣味で集めているものの一つです。

蓄音機の所有者 庄司陽一さん:
「ふたを閉めるといい音が聞こえる」

蓄音機の所有者 庄司陽一さん

参加者は、庄司さんの解説で蓄音機の仕組みや特徴への理解を深め、さまざまなジャンルの音楽鑑賞を楽しんでいました。

参加者:
「電気を使ってなくて、あれだけ大きな音が出て再演する力、表現力がすごくいいもので感動していました」
「ジジジーっていう(針の)音が、今のCDとかと違っていいですね。音響がすごくいいわね」

この催しは、仙台市健康福祉事業団がシニア世代向けの講座の一環で企画されました。