事実上の空母化に向けた改修を終えた海上自衛隊最大級の護衛艦「かが」が、鹿児島湾に停泊しています。
「かが」は全長248メートル・基準排水量1万9950トンで、海上自衛隊最大級のヘリコプター搭載型護衛艦です。
事実上の空母化に向けた改修が2022年から段階的に進められていて、去年3月、1回目の改修が完了しました。台形だった甲板の前方を四角形に改修し、滑走できる距離を長くしたことで、ステルス戦闘機「F-35B」の発着に対応できるようになりました。F-35Bは、短距離離陸・垂直着陸が可能なステルス戦闘機で、宮崎県の航空自衛隊新田原基地に配備される計画です。防衛省は、「かが」と同じクラスの護衛艦「いずも」についてもF-35Bを運用できるよう改修を進めています。
防衛省は、「かが」の鹿児島湾での停泊の目的や期間は公表していません。