“より独立性が担保される”第三者委員会を設置 何を調査する?

 さらに、社員説明会が始まった直後には、フジテレビの親会社「フジ・メディアHD」の金光修社長が会見。これまでフジテレビは第三者の弁護士を中心とする調査委員会の設置を検討していましたが、より独立性が担保される第三者委員会を23日付で設置したということです。

 調査内容は6項目あります。

【第三者委員会の調査内容】
■中居さんの女性トラブルについてフジテレビ側の関与
■類似する事案があったか
■フジテレビ側がトラブルを認識してからの対応
■内部統制・グループガバナンス・人権への取り組み
■原因分析 再発防止に向けた提言
■その他 第三者委員会が必要と認めた事項

 また、委員会のメンバーも発表されました。

【第三者委員会のメンバー】
■委員長:竹内朗弁護士・公認不正検査士
これまでに携わった第三者委員会
・NHK職員の株取引問題(2008年)
・王将フードサービスのコーポレート・ガバナンスの評価(2016年)
・東京女子医大の元理事等の不正(2024年) など多数

■委員:五味祐子弁護士
 消費者庁内部通報制度に関する認証制度検討会委員(2017年12月~2018年4月)

■寺田昌弘弁護士
 BS朝日放送番組審議会委員長(現職)

 人選について、河西弁護士は「委員長として最も適任なポイントが2つある」と指摘します。1つ目は、フジ・メディアHDとの利害関係が一切ないこと。2つ目は実績です。前例がないほどの大規模、テレビ局に対する組織全体の調査になるため、実績が不可欠になってくるとし、竹内氏がこの2つを備えていると考え、委員長に据えたのではないかということです。