「米原ルートに対するけん制は言い過ぎた」と杉本知事 機運の高まりには懐疑的

その後の記者からの質問での返答で、「けん制」という言葉は過ぎたと述べた杉本知事ですが、米原ルートの高まりに懐疑的な見方を示しつつ小浜京都ルートが基本であることを強調しました。

福井県・杉本達治知事「けん制という言葉を使ってる人がいたのでそれをちょっとトレースしたが、米原、米原という声が本当に数からいってどれほどいるかというのを私は大きな疑問を抱いているが、とはいえそういった話があって、心が少しそういう報道が大きいと感じられる方もいらっしゃるので、そういう意味では、やはり本筋は小浜京都ルートで、この議論がしっかりと前に進んでいるんですよとか、こういうやり方もあるんだとか、そういう前向きな動きということはしっかりと見ていただくことが、大半のみなさんの思いに、気持ちが落ち着く中身かなということも含めて申し上げたという趣旨」

「我田引水で、小浜駅先行開業が私達の目標だみたいに取っていただく必要は全くない」と話し、冷静に小浜京都ルートでの延伸に進みたいと述べた杉本知事ですが、敦賀以西のルート問題はさまざまな考えや思惑が交錯するなか、今後議論が激しくなる可能性をはらんでいます。