北陸新幹線の敦賀駅より西のルートの整備について、福井県の杉本達治知事は、自ら発言した「小浜先行開業」について、県内では好意的に受け止められたとの認識を示しました。

杉本知事は、23日の定例記者会見で、9日に「私個人の初夢として申し上げれば、小浜・京都ルートの中では小浜先行開業もあるのではないか」などと述べたことに関連して、小浜ルートを前提としていることを念頭に福井県内での反応について述べました。

福井県・杉本達治知事「小浜の地域の皆さん中心に、とても元気、勇気づけられたという言葉もそうだがそれだけじゃなく、さらにしっかりと機運の醸成というか、盛り上げもしていかなければいけないというような動きにもつながってきてるのかなというふうにも感じていて、まず県内はですね、おおむね皆様方は好意的に受け止めていただいているなというふうに感じている」

一方で、石川県内の政財界が主張する米原を経由するルートへの変更については、改めて逆の立場からの見解を示しました。

福井県・杉本達治知事「中には、『米原ルートに対する牽けん制』だとおっしゃっていただいて、そういう気持ちももちろんこもっておりますので、そういった点含めてですね、概ね皆さん冷静に受け止めていただいてきたかなと」