■アメリカの民主主義を批判


例えば、2021年12月、バイデン大統領が民主主義サミットを開いたのと同じ日に、中国は「アメリカ式民主主義」を批判する番組を放送。

中国国営CGTN
「リンカーン大統領はかつて『選挙は人民のもの』と言ったが、今のアメリカを見たら彼はがっかりするでしょう―」

■世界は中国をどう見る?


中国流のやり方に自信を深める今の中国。世界はどう見ているのでしょうか。

欧米を中心に19か国で行われた世論調査では、中国の印象について「好ましくない」との回答が5割以上にのぼった国が16か国ありました。なかでもその割合が一番高かったのが日本でした。

■今後の日中関係はー


ではその日本を、今の中国はどう見ているのでしょうか…

富坂教授
「GDPがもう日本の3倍になって、ある種、優越感を持って日本に接している。その代わりにアメリカの意向に従って動く手先みたいな感じで中国は捉えている。ただ、お互いにコロナ禍で距離が出来て疑心暗鬼になっている部分が非常に大きい」

国交正常化から50年。その間、大きく揺れ動いた日中関係。今後、日中の関係はどこへ向かうのでしょうか・・・

(「サンデーモーニング」2022年10月2日放送より)