ほぼ100%だった木材の自給量…現在は輸入が主流

 ただ、林野庁によると、1955年にほぼ100%だった日本の木材の自給量は年々低下し、2000年ごろには約2割となっています。ここ20年は上昇しているものの、2021年の自給率は約4割です。木材は関税がかからないため、海外からの安い輸入木材が中心となっているのです。
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 現在、植林をして人工林は増えていますが、産業としては勢いがなくなっていると言われています。林野庁の調査によりますと、森林所有者の約8割は「経営意欲が低い」。そうすると、伐採などが行われず「放置林」が増加します。その放置林から大量の花粉が飛散しているということです。