呉の“コワモテ料理長”が作る恵方巻 約10個のカキを詰めて約2000円‼
呉市にあるクレイトンベイホテルの 鷹林勲 料理長は、SNSなどで「コワモテ料理長」の異名を持つ人気者です。
若手が家庭料理や本格レシピに挑戦する動画に、鷹林さんが時折ツッコミを入れる絶妙なコンビネーションが人気を集め、再生回数10万回越えの動画を連発しています。

鷹林さんは数年前から、この時期に呉産のカキをふんだんに使った恵方巻を販売しています。まず柿の種をミキサーで、音が出なくなるまですりつぶします。
先輩のアドバイスからひらめいたそうで、普段の調理でも実践しているそうです。カキにまぶした後、カリッとなるまで油でじっくり揚げます。
コワモテですが「料理は愛情だ!」と言わんばかりの繊細さを持つ鷹林さん。うま味を最大限に引き出すため、ご飯はシャリではなくカキ飯を使います。

卵や野菜・揚げたカキを全部のせて、最後の仕上げです。一本2160円(限定30本)の贅沢な恵方巻が完成しました。
末川徹 記者
「柿の種のぷつぷつした食感がたまらない。野菜もボリューミーで、これだけで一食いける」
豊かな瀬戸内海で育まれた広島の名産であるカキを、恵方巻で味わえる逸品です。鷹林さんは「ほかでは味わえない恵方巻を作りたい」という思いから、試行錯誤を積み重ねてきたといいます。

クレイトンベイホテル 鷹林勲 料理長
「恵方巻の王道はあるが、常識にとらわれず、県の特産物を使った恵方巻を作れたら面白い」