広島県内で養殖のカキが大量死している問題。各地で「異変」が報告されています。福山市沖のカキも、同じような事態が起きていました。

「これやっぱり死んどるなあ」。福山市内海町で2018年からカキ養殖を手がけるマルコ水産の兼田寿敏営業部長がもらします。この会社では、全体の出荷量の7割~8割を8月までに出荷しています。ところが、これから出荷するはずだった残りの2割ほどのカキのほとんどが「へい死」している状況です。

マルコ水産 兼田寿敏 営業部長
「高水温だけだと、ことしくらいの水温は過去にもありましたし、そんなに死なないんじゃないかと思いますけどね。何か色んな貧酸素とか、貧栄養とか、エサが少ないとか色んなことが合わさっているのではないか」