皇室の新年行事「歌会始の儀」が行われ、天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが初めて出席されました。愛子さまの成長を見守ってきた皇后さまはこれまで、我が子への思いを多くの歌に込められています。
きょう午前10時半から皇居で開催された「歌会始の儀」。両陛下の長女の愛子さまが初めて出席されました。
去年、学習院大学を卒業された愛子さま。歌会始の今年のお題「夢」にあわせ、こんな歌を寄せられました。
「我が友と ふたたび会はむ その日まで 追ひかけてゆく それぞれの夢」
両陛下や皇族方の歌の相談に乗っている歌人の永田和宏さん。愛子さまとは、メールでこんなやりとりをしたと明かします。
歌人 永田和宏さん
「(愛子さまが)いくつか歌を示してこられて、それで、この歌がいいでしょうということで。お互いメールなので、メールでやり取りをしながら。やっぱり、卒業ということを含めて、友達との別れ、そして、次に会うことを期待するという、とても大事なことに思えているというのが歌の中に素直に表れていて、いいと思います」
成年皇族として、去年1年間、公務に臨まれた愛子さま。成長を見守ってきた皇后さまは、これまでの歌会始で、愛子さまへの思いを込めた歌を何度も寄せられています。
2002年には、誕生されたばかりの愛子さまについて。
「生れいでし みどり児のいのち かがやきて 君と迎ふる 春すがすがし」
翌2003年には、歩き始めた愛子さまの笑顔に触れながら、「いちやう並木 あゆみてであふ 町びとに みどり児は顔ゑみてこたふる」と詠まれました。
また、2009年には、愛子さまが前の年の春に学習院初等科に入学されたことから…
「制服の あかきネクタイ 胸にとめ 一年生に 吾子はなりたり」と、我が子の成長の喜びを歌に込められました。
さらに、去年も。
「広島を はじめて訪ひて 平和への 深き念ひを 吾子は綴れり」
2017年、愛子さまが中等科3年の時に広島を訪問し、平和への思いを綴った作文に深い感銘を受けたことを詠まれました。
歌人 永田和宏さん
「小さい子どもが、娘がいたときに、それしか訴えたいものはないという時期は必ずある。それは大事にして歌っていただくのが私は大事だと思います」
来年のお題は「明」。作品の受け付けは、きょうから9月30日までです。
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