車両基地に「0系」「100系」「300系」「N700系」揃い踏み!

そして時を戻して2008年、岡山市にある新幹線の車両基地です。【画像⑦】には当時デビューから1年が経った「N700系」をはじめ、いまはもう走っていない「300系」に「100系(グレー&黄緑色)」が勢ぞろい。

【画像⑦】この頃はJR西日本区間で「全種類」走っていました

さらにカメラを左に振って見えてきたのは【画像⑧】「500系」。そしてデビュー当時の姿に塗り替えられた「復刻カラー版・0系」が車庫に帰ってきました。

【画像⑧】当時はピカピカだった「500系」も引退が近づいています

当時の原稿には『スピードアップされた多くの新型車両が登場し、すっかり超特急の座を奪われた0系新幹線です』とありました。

あれから16年、いま残っているのは「N700系」と引退を控えた「500系」、さらにはレールスター色の「700系」のみとなりました。

【画像⑨】丸っこい屋根、「指定席」の表示板...何もかも懐かしい

ちなみに「0系」は、1999年以降JR西日本の区間だけを走り、2008年11月時点では「こだま」として1日10本を運行するのみとなっていました

【画像⑩】は超どアップの、0系と100系の先頭車両の競演です。「団子鼻」が特徴の0系は、航空工学など、当時の最先端の技術が投入されました。

【画像⑨】丸い!

「想像以上にアナログ!」運転席に潜入!速度計がすごかった

引退間近だった0系。当時車庫で、その運転席を案内してもらっていました。

ーここが運転席?
(博多総合車両所岡山支所(当時) 担当者)
「はい、そうです」

【画像⑪】この車内の色は「灰緑色3号」と呼ばれているそうです

ー速度計が「針」なんですね
「そうですね、昔はアナログでしたね」

【画像⑫⑬⑭】はその運転席と速度計。その速度計のメーターは想像をはるかに超えるアナログ具合、まるで水銀温度計のようです。これも平成20年の時点では現役として使われていたのですね。

【画像⑫】刺さると痛そうな、様々な機器の尖りっぷり
【画像⑬】速度計、なんてシンプル!
【画像⑭】0系の速度計MAXは260キロでした

1960年代から長きにわたって活躍してきた0系新幹線。2008年まで40年近く走り続けてきました。

(博多総合車両所岡山支所(当時) 担当者)
「寂しいですよね本当に、僕たちも0系とともに一緒に大きくなった」

復刻された0系デザイン「味よし弁当」も大人気商品に

0系新幹線引退に合わせ、岡山開業当時のパッケージとともに復活させた弁当も登場しました。「三好野本店」の弁当は1日30食限定で、関東地方などからも予約が入るほどの人気でした。焼き魚がなんともごはんが進みそうです【画像⑮⑯】

【画像⑮】「さよなら0系」のシールが泣けてきます
【画像⑯】ソーセージの味と食感が容易に想像できます