6434人が亡くなった阪神・淡路大震災からきょう17日で30年です。
ニューズナウでは特集でお伝えしています。
(記者)
震災から、世代が入れ替わるといわれる30年が経ちました。現地を取材して、多くの人から聞かれたのは風化を懸念する声です。
神戸に暮らす県出身者の思いや鹿児島での地震のリスクや備えについて取材しました。
(神戸鹿児島県人会連合会会長 後村道男さん)「自然は怖い。自分たちだけでは乗り越えられない」

1995年1月17日午前5時46分。兵庫県南部でマグニチュード7.3の地震が発生し、神戸市などで最大震度7を観測。6434人が亡くなりました。
(記者)「連休明けの朝早く、この街は大地震に襲われた」

霧島市出身の後村道男さん(78)です。中学を卒業後、集団就職で15歳のときに神戸に移り住み、鉄鋼メーカーに就職。

30年前、震度6を観測した西宮市の社宅で強い揺れに襲われました。
(神戸鹿児島県人会 会長・後村道男さん)「最初に地震に気が付いたときは戦争が起こったかと思った。慌てて飛び出した」

「東日本大震災や能登半島地震が起こるたびに思い出す。火災や家が潰れたり、高速道路が倒れているのを見て、こんなことが本当に起きたのかと夢みたいな感じだった」