長期予報は「ほぼ平年並み」ですが・・・?!

では、この冬はどうなりそうかというと、先週、気象庁から発表された長期予報では、宮城を含む東北地方太平洋側は、平均気温、降水量ともに「ほぼ平年並み」となりました。
さらに詳しく見ていくと、平均気温は平年より高い確率が30%、平年並みの確率が30%、平年より低い確率が40%となっています。
均すと「ほぼ平年並み」ですが、1年前や2年前の冬のように寒さがやや厳しくなるかもしれないというニュアンスが見てとれます。
気象庁の長期予報

また、ラニーニャ現象の発生時は特に西日本や東日本に寒気が流れ込みやすい性質があり、この冬も西日本と東日本では、平年より気温が低い傾向が、北日本以上に強く出ています(宮城は北日本に属します)。

感染症の流行や灯油の高値、電力需給の厳しさなどが懸念されますが、この冬も厳しい寒さには注意が必要となりそうです。

tbc気象台 星野誠気象予報士