今年も残すところあと3か月。そろそろ冬の寒さがどうなるのか気になってくる頃ですが、冬の天候のカギを握るのが、いま発生している「ラニーニャ現象」です。

ラニーニャ現象が起きていた

これは、南米ペルー沖の海面水温が平年よりも低くなる現象で、遠く離れた日本の天候にも影響を与えます。一般的にラニーニャ現象が起きると、日本では寒くなる傾向があります。
ラニーニャ現象

実はこのラニーニャ現象、前の冬も、その前の冬も起きていたのです。
つまり、今度の冬は、ここ2年間の冬と似たような天候になる可能性があると言えます。
では過去2年の冬の寒さはどうだったのかというと、東北地方全体では、1年前の冬も、2年前の冬も、ともに平均気温が平年より0.3度低く、寒さがやや厳しい冬となりました。