SDGsについて考えるシリーズ「つなごう沖縄」。LGBTQ(性的少数者)の子を持つ親同士が、思いや悩みを共有するコミュニティー「LGBTQ親コミュOkinawa」を立ち上げた女性を取材しました。
▼仲本蒼空さん(高校1年生)
「青、あんまり似合わないよ」
▼母・愛美さん
「かわいくない?」
▼仲本蒼空さん(高校1年生)
「かわいい」
▼ディレクター
「ふたりで買い物によく行く?」
▼母・愛美さん
「はい、しますね」
▼仲本蒼空さん(高校1年生)
「今日はメンズっぽい感じなんですけど、別の日はワイドパンツみたいな女性らしい服を着ることも多いです」
うるま市出身の仲本愛美さんと高校1年生の蒼空さん。一見カップルにみえるほどの仲良し親子です。
蒼空さんは、自称「Xジェンダー」です。Xジェンダーは、自らの性自認が男性・女性どちらにも当てはまらないと自認する人です。
▼仲本蒼空さん(高校1年生)
「どうぞー。こっちが自分の部屋になります」
蒼空さんの趣味はメイク。中学3年生のときに母の愛美さんから教わりました。
▼仲本蒼空さん(高校1年生)
「小学校2年生の頃くらいから、何か周りと違うかもと思い始めて、やっぱり周りの人は、男の人なら男っぽくなっていくときに、自分は女の子の友だちが多かったので、周りと違うかもと思っていました。小学校6年生か中学校1年生くらいからLGBTQという言葉が、耳に入ってきて『あ、自分これかも』と思いましたね」
小さい頃は、内気な性格。外で遊ぶことはせず、ピンクやリボン、キラキラ光るものが大好き。
友達は全員女の子で、男友だちが一人もいないことを愛美さんは心配していました。