「暫定税率」を上乗せ
ガソリンの販売価格の内訳を示したグラフです。ガソリンは、本体の価格に加え、石油石炭税2.8円、ガソリン税28.7円、上乗せ分25.1円に10%の消費税がかかっています。

およそ4割が税金です。このうち、ガソリン税の上乗せ分にあたる25.1円は、1974年に道路整備の財源を確保する目的で暫定的に取り入れられた、いわゆる「暫定税率」というものです。この暫定税率については、国で廃止の動きがあるものの、その時期などは示されていません。
戦争や円安などの影響で、高騰する販売価格を抑えるために政府から補助金が出ていた訳ですが、これが、2か月連続でおよそ5円ずつ減額されて高値が続いているという状況です。