不正利用するドライバーに記者が直撃
警察も「不正の横行」を防ごうと取り締りに力を入れている。警察官が取り囲んだのは白い乗用車の男性だ。標章を置いていたが、親族のものだといい、違法駐車として道交法違反で切符をきられた。反則金は1万5000円だ。記者が事情を聞くと…
(記者)「親族の標章ですか?」
(男性)「そんなものわかっているがな」
(記者)「あなたのではない?」
(男性)「“他人”のやったらオレ逮捕されるやないか。はい、もういい?」
「赤の他人のものではない」と話すが、親族のものであっても本人以外が使用するのは違法だ。
また、堺筋では日中、料金を支払えば路上にある白い枠の中に駐車ができ、標章を持っている人は無料でその枠を利用できる。しかし、そこでも不正使用が横行している。
警察官が標章を置いている乗用車を調べていると、男性が戻ってきた。
(警察官)「〇〇〇さんって誰ですか?」
警察官が標章の交付を受けた人の名前を尋ねたところ、この男性も「親族の標章を使っていた」と話した。
(記者)「標章を使っていた事情を聞かせてほしいが?」
(男性)「忙しいんで」
男性は取材に答えず去っていった。