「いもーれ(いらっしゃいませ)奄美大島、うがみんしょーらん(こんにちは)」

ツアー初日。渡さんたちは、奄美空港でウェルカムセレモニーを開きました。

(奄美高校3年 渡柚季プロジェクトリーダー)「奄美大島での旅がお客様にとってかけがえのない思い出になるように私たち高校生一同全力で盛り上げていきます」

生徒たちが大島紬の「泥染め」で染めた巾着袋をツアー客にプレゼントしました。

翌日、奄美高校に集まったツアー客。ツアーの目玉「しまんちゅ学園」が始まりました。「しまんちゅ」は「島の人」を指す奄美の言葉で、島の文化に触れて魅力を感じてもらう授業です。

先生役は生徒たち。島の砂やシーグラス、貝殻を使ったフォトスタンド作りに、奄美の希少生物に扮してクイズも。

(高校生)
「私は天敵のハブから子どもたちを守るために、子どもたちを巣穴に隠しています」
「正解はアマミノクロウサギでした」

そして、しまんちゅ学園最後の授業が…

(記者)「観光客と奄美高校の生徒たちが一緒に輪になって奄美伝統の八月踊りを踊ります」

旧暦の8月に収穫への感謝と来年の豊作を願って、男女が輪になって歌をかけあいながら踊る八月踊り。

最初はぎこちなかったものの…。

(ツアー客)「楽しかった。上手に教えてくださったから」