世界的VCも評価する現在のアニメ文化とは
野村:
世界的ベンチャーキャピタルのアンドリーセン・ホロウィッツがこのほど“Anime Is Eating the World”(アニメが世界を食らう)というタイトルの記事をアップしました。
ジャパニーズアニメの海外への輸出は毎年増加していて、2022年にはおよそ1兆5000億円規模になっているということです。
特にアンドリーセン・ホロウィッツのような超一流ベンチャーキャピタルは、どこにお金が流れていて、そのどこがビジネスとして有望なのかというのをずっと見ている団体ですよね。それが今アニメへ、という風潮なのでしょうか。
中山:
そうなのです。半年前も実は内々でアンドリーセン・ホロウィッツの方が日本に視察へ来られていたのですよね。
僕も日本側で受け付けたVC担当から聞いたのですが、今何が熱いかというと「ホロライブ」だろうと。Vtuberを見ているのだと感じました。
彼らが考える「Anime」は、日本人が考える「アニメ」とちょっと違います。
VTuberから始まりアニメもあるし、「モンスターハンター」などのゲームも含めた、日本の二次元的なコンテンツは全部を含めて「Anime」と呼んでいます。
それらの日本発のコンテンツが、Anime Is Eating the World。つまり世界を食らっているということでしょうか。