2025年も多くの企業が本格的に始動しています。沖縄経済界のトップは今年の県経済をどう展望しているのか。「キーワード」を聞きました。
6日、那覇市のホテルで開かれた、経済団体の合同新年宴会。県内31の経済団体のトップや企業経営者ら約650人が参加しました。
主催団体の代表、県商工会議所連合会の金城克也会長は、那覇空港の機能強化と本島西海岸の基地返還地の開発を一体的に進める「GW2050 PROJECTS」の実現に向け決意を示しました。
▼県商工会議所連合会 金城克也 会長「このプロジェクトの成功には行政、地元企業、地域住民の皆様が密接に連携し、多様な意見を尊重しながら共に取り組むことが重要であり、我々経済界としてもその実現に向け、本年も引き続き尽力して参る所存でございます」
県経済を牽引する観光業においては去年の観光客数が965万人となるなど、過去最高を記録した2019年に迫る勢いで、コロナ禍からの回復が鮮明となりました。その一方で、様々なものの値段が上がるなど、景気の先行きには不透明感も増しています。
▼県経営者協会 宮城茂 会長 今年のキーワード…<新たな成長への飛躍の年>「コロナ禍から完全に回復して、新たな成長への段階に入ったのかなと思います。(コロナ禍からの)回復を、次の成長の軌道に乗せるというのが今年1年かなと思います」
▼県工業連合会 古波津昇 会長 今年のキーワード…<変革>「円安という問題で所得が少ない、物価が上がっていっている。やはりこれを変革していってあるべき姿の日本をつくっていく必要があるなと。今の円安基調をどう変えていくかということを皆で進めていかないといけないことかなと思っています。それで変革と」