青森市に本社を置く建設工事業「木村技建工業」が12日付で青森地裁から破産開始決定を受けました。負債総額は約1億2000万円です。
民間の信用調査会社「東京商工リサーチ」によりますと、「木村技建工業」は1986年4月に建物解体工事と産業廃棄物収集業務を主体に創業し、1990年4月に法人化しました。
創業当初は設備面が不十分で施工能力に限界があったため、売上高は概ね1億円でしたが、1992年以降は設備機器を順次、導入したことで2001年9月期には約4億円の売上高を計上しました。
しかし、その後は受注競争の激化などで売上高が伸び悩んだほか、設備投資の借入負債が資金繰りを圧迫していました。
特に、コロナ禍以降は受注が大きく落ち込み、2022年9月期には約4200万円の赤字となり債務超過に転落しました。
以降も、赤字経営から脱することができず10月7日に事業を停止。青森地裁に破産を申し立てて、12月12日付で破産開始決定を受けました。
負債総額は約1億2000万円だとしています。
 
   
   
  













