長野県内のガソリン価格は、政府が価格抑制の目的で支出していた補助金が縮小された影響で、レギュラーの平均小売り価格が全国で唯一、1リットルあたり190円を突破しました。

石油情報センターによりますと、12月23日時点の県内のガソリン価格は、レギュラーの平均が前の週より4.9円高い190.8円と、2023年9月以来1年3か月ぶりに190円を突破。
ハイオクは5円高い202.1円でした。
レギュラーは20週連続の全国最高値で、190円を突破したのは長野県だけです。
軽油も171.7円で5円の値上がり。
灯油は18リットルあたりの店頭価格が2212円で、前の週より98円高くなりました。
今回の値上がりは円安に加え、12月19日に価格抑制対策として政府が石油元売り会社に支払っていた補助金の縮小が主な要因です。
男性:
「たまらないですね、高過ぎて。どこかに行くと言えば、車なしでは行けないので」
女性:
「通勤以外(車で)出かけなくなりました。生活していけないです」
男性:
「もう一度(縮小を)打ちきり、前の状態に戻していただたけるならありがたい」

石油情報センターによりますと、政府は1月16日に石油元売り会社への補助金をさらに減らすため、ガソリン価格はもう5円程度値上がりする見込みです。