今年の新語の大賞に「言語化」

高柳キャスター:
そして、今年の新語も発表されています。
【三省堂 辞書を編む人が選ぶ「今年の新語 2024」】
大賞 言語化
2位 横転
3位 インプレ
4位 しごでき
5位 スキマバイト
6位 メロい
7位 公益通報
8位 PFAS
9位 インティマシーコーディネーター
10位 顔ない

大賞に選ばれた「言語化」ですが、かつては学術用語などで使われていましたが、今では日常語に変化しました。
SNSの使われ方としては、「言語化が下手すぎる」「私の代わりに言語化ありがとう」などがあります。
スポーツ心理学者(博士) 田中ウルヴェ京さん:
今年になってインタビューのときに、「それをうまく言語化してくださいましたよね」という言葉がずいぶん多くなって、心理学では「感情の言語化」とよく私は使っていたので、疑問に感じていたところでした。
高柳キャスター:
さらに2位には「横転」が選ばれました。SNSでの使い方では「偏差値下がってて横転」「推しが可愛すぎて横転」「年上だと思っていたのに、同い年で横転」などがあります。
意味はその通り、驚くなどずっこけるリアクションとなっています。
ホラン千秋キャスター:
6位の「メロい」は、メロメロになるみたいなイメージですか。
高柳キャスター:
そうですね。可愛いみたいな使われ方をします。

10位の「顔ない」ですが、SNSでの使い方では「遅刻しそうで顔ない」「会社のレンジ爆発させて今顔ない」などがあります。
意味としては、驚いた、困った、恥ずかしい、情けないなどとなっています。
井上キャスター:
「メロい」は、見ているほうが夢中になって、だらしなくなるほど圧倒的な魅力のある様子だそうです。
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<プロフィール>
田中ウルヴェ京さん
スポーツ心理学者(博士)
五輪メダリスト 慶應義塾大学特任准教授
こころの学びコミュニティ「iMiA(イミア)」主宰