◆「残された日がどのぐらいあるか…一見平穏に見える娘と暮らしたい」
 一方で、瑠奈被告を「逃そう、遺体を捨てよう」とは思わなかったのか問われると、「一切思いませんでした」「残された日がどのぐらいあるか分からないが、一見平穏に見える娘と暮らしたい」と思っていたということです。

自宅に遺体の一部がある異常な状態にもかかわらず、日常のやり取り続けていた心境については、「地獄の世界にいると言ったが、娘の前では普通を装っていた」
「そうせざるを得ないより、日常は続けなければならないので。心の中では全て失ったり世界が崩れ去った。LINEの文面だけ見てもおかしい感じはあります」と述べました。

浩子被告が、自身の兄と普通に会話をしていたことについては、「兄には娘が不登校になった時も相談してない。誰かに相談できるレベルではない。コーヒー豆のお礼の電話だったので、なぜこんな話してるのかと思いながらコーヒー豆について語った記憶ある。最後に、兄との会話で両親の話になる。『母の話を聞いてあげたらよかった』とそんな思い出を話した。本当は話を聞いて欲しかったのは、助けて欲しかったのは、私だったと思い、泣き声も出さないように話をした」と話しました。

遺体の損壊については、「私からは聞けなかった。『何で?』『どうして?』『どのように?』と聞いてない。話をしたそうにしていることが一度あって、2人の時(瑠奈被告が)『これ言ったら怒られるかな?』と言っていることあったが聞かなかった。瑠奈被告が『やっと吐き気をもよおさなくなった』と言っていた。好きでやっていたのではないと思った」ということです。

また、遺体の損壊行為自体を「楽しんでる感じはない。やりたいからではなく、課題、やらないといけないからやった。疲労感あった」と感じたといいます。

被害男性を殺害した理由については、「尋ねたことはない」「最初はわからないなりに、『怒っていたから』と思っていたが、ずっと怒っていたわけではない。なぜやったか分からない」と述べました。