クロマグロの資源量

太平洋でのクロマグロの親の魚の資源量は、1995年にはおよそ7万9000トンありましたが、2010年には過去最低水準となるおよそ1万2000トンに減少。

2015年から本格的な漁獲規制が始まり、2022年には14万4000トンまで回復しました。

この資源量の回復を受けて、今回の漁獲枠緩和の合意が決まりました。

大型魚の増枠は2021年以来3年ぶり、小型魚については、規制が始まった2015年以降初めてです。

有数の産地 壱岐・勝本町漁協「喜べる状況じゃない」

ただ、九州でも有数の漁獲量を誇る長崎県壱岐市の勝本町漁協によると、まだまだ喜べる状況ではないといいます。

総括部長の土肥栄幸さんは「もともと制限が設けられて、漁獲量は半減した。仮に1.5倍になっても全然足りない」と話しています。

勝本町漁協の大型の漁獲枠は100トン。

今年は5月24日に漁を解禁しましたが、わずか18日の漁で92トンに達したため、休漁にしたそうです。

水産庁が公表した資源量の予測 2040年いまの倍に

水産庁は資源量の今後の予測も公表しました。

それによると、今後は右肩上がりで2040年ごろには今の倍、30万トンくらいになるということです

こうなると、もう少し買い求めやすくなるかもしれません。