正月返上!猛特訓の彼らの胃袋も支えた“おせち”

おせちは漢字で「御節」と書き、季節の節目を祝う特別な料理です。おせちの食材は五穀豊穣や子孫繁栄、無病息災などそれぞれ意味のあるものが詰められています。

黒豆は健康、カズノコは子孫繁栄、田作りは五穀豊穣、昆布巻は喜ぶ、かまぼこはめでたい・日の出などそれぞれに意味があります。

そんな縁起物のおせち、こんなところでも振る舞われていました。正月返上で猛勉強中の学習塾。 束の間のごはん休憩で登場したのが「おせち弁当」でした。

1976年(昭和51年)1月1日の映像。朝から保護者総出でおせち弁当を準備しました。

作る時代から買う時代へ さらに種類も細分化

1980年代以降になるとデパートのおせちは高級になり、また高級料亭もおせちを発売するようになりました。2000年代は和・洋・中やスイーツ、ペット用のおせちなど種類も増え、さらに価格も手頃なものから高級なものまで選べる時代になりました。

スイーツおせちは栗きんとんをイメージしたマンゴースイーツ、かまぼこをイメージした4色のロールケーキ、黒豆のように見えるココアアーモンドなどが入っています。

円安物価高の影響で年末年始は巣ごもり需要が増えるとみられています。
年々「お正月だからおせち」という習慣が薄れる昨今ですが、みなさんは来年のおせち、どうしますか? もう注文しましたか? それともまだこれから?