「島根原子力発電所」の再稼働についてお伝えします。島根原発は、中国地方唯一の原発です。広島県の県境から約50キロ離れています。

1号機は、廃炉に向けて解体作業中です。3号機は、2030年度までの運転開始を目指しています。7日に再稼働するのは、2号機です。

運転再開は、定期検査で停止した2012年以来です。広島の反応を取材しました。

島根原発2号機は、東日本大震災で事故を起こした福島第1原発と同じ沸騰水型。

この型の原子炉としては、10月の宮城県・女川原発に続き、全国で2番目の再稼働です。核燃料の装てんを終え、12月2日、津波を防ぐ防波壁や原子炉などを浸水から守る扉といった安全対策設備が公開されました。

中国電力 中川賢剛 社長
「地域の安定供給に向けた役割を果たすことはもちろん、化石燃料の消費量を削減、燃料価格の変動リスク軽減に大きく貢献する」

再稼働を巡って、広島の人の声を聞きました。