今年も残すところ約1か月。多くの人が帰省や旅行、家でゆっくりなど、思い思いの過ごし方で年末年始を迎えることになりますが、今年の傾向は? 物価高と円安はどう影響するのでしょうか。

(竹内大樹キャスター)
「街にはクリスマスムードも漂っています。もうすぐ年末年始、今年は今月の28日からスタートしまして、1月の5日まで、最大で9連休。年末年始、人の動きはどうなっているんでしょうか」

「年末年始は、実家が大阪なんですけど、そちらに戻るぐらいですね。実質実家に帰るのが今旅行みたいな感じになっちゃっているので」
「えー、そんな予定無いです。無いです。家でのんびり過ごします」
「ちょっと韓国に行こうかなと。まあでも3泊4日とかそんなもんですけど」

多くの人の動きがある年末年始。中でも旅行に関して、今年はどんな傾向があるのか?岡山市北区にある旅行会社リョービツアーズの担当者に聞きました。

(リョービツアーズ 坂本欣子さん)
「例年に比べるとだいたい同じくらい。もう少し多いのかなと思ったんですけれど、だいたい例年並みのお客様が今お申込みいただいているのが現状です」

(竹内キャスター)
「9連休でも例年並み?」

(リョービツアーズ 坂本欣子さん)
「例年並みですね、残念ながら」

今年は記録的な円安の影響が、旅行先にも表れているといいます。

「クリスマスは旅行行きます。大阪と神戸に」
「北海道の方に。友人と。年末の2泊3日です」

コロナ以降の旅行バブルの中でも、特に海外の需要が少ないのが顕著だということです。

(リョービツアーズ 坂本欣子さん)
「海外旅行の旅費も高いですし、燃油サーチャージ、現地でかかる費用、すべてが高くなっているので、海外に行かれるよりは国内のほうがまだ割安感があるという感じだと思います」

さらにリョービツアーズでは、国内でも4~5泊程の滞在が多いと予想していましたが、実際は1~2泊程度が多い印象だと言います。

その理由は・・・
「もうホテルがめっちゃ高いんですよ!」

(竹内キャスター)
「なかなか旅行に行こうという気に・・・」

「ならないですね」

インバウンドの増加や人手不足の影響もあり、宿の価格が高騰していることが、宿泊日数の減少に繋がっているといいます。

(リョービツアーズ 坂本欣子さん)
「だいたいホテル代とかは(コロナ前の)1.5~2倍というのが私たちが体感的に感じている料金幅ですね」

長引く円安に、物価高。世相を反映した年末年始になりそうです。

(スタジオ)
ーリョービツアーズによりますと、9連休あるためか、連休の中心で出かけようとする人が目立ち、12月28日か1月4日の泊まりに空きが多く、料金も安いので狙い目だということです。人気の沖縄などもまだ予約可能だということです。