地元野菜のフィナンシェ完成。活動に共感の声も
祭りの前日。放課後、柳井さんのカフェに集まって、フィナンシェ作りと最後の準備です。

柳井さんにアイデアをもらってつくったフィナンシェは、かぼちゃ、ほうれんそう、さつまいも、にんじん。どれもおいしそうに焼き上がりました。袋詰めも自分たちの手で。
ふだんはおしゃべりな生徒たちも、真剣な表情で黙々と作業にあたります。
カップには生徒たちが、地域への感謝を込めて、ひとつひとつメッセージを書きました。
準備は、日が暮れても続きました。
迎えた「柳井まつり」当日。生徒手作りのポップを飾り、店の準備が整ってきました。

生産者・市川さんのサツマイモをより生かそうと、大学芋もメニューに加えました。柳井さんに教わりながらの調理です。
柳井商工のほかの生徒も手伝いに来てくれました。

販売するのは、イモ風味のスムージーその名も「イムージー」野菜を使ったドーナツ型のフィナンシェ「ドナンシェ」そして、地元産サツマイモの大学芋です。
午前10時、まつりがスタート。生徒たちは緊張気味です。
積極的に話しかけられず、うまく商品の説明もできません。しかし、時間がたつにつれて、足を止めてくれる人が増えてきました。なかには、この店を目当てにやってきた人も。
周防大島からの来場客
「やっぱ若い子が一生懸命やってるっていうのは、応援したくなります。なんか白壁の町並もね、閉まったまんまのところもちょこちょこ出てきちゃってるんで、そういうところで、こういうきっかけで卒業してからもなんかやりたいと思ってくれたらいいなと思います」
福岡県から柳井市へ移住
「福岡に住んでて、こっちに引っ越してきたんですけど、むこうじゃこうして触れあう機会とかもなかったんで、小さなまちじゃないですけど、ならではのよさかなと思ってます