オリジナルスイーツづくりが始動。地元から協力者が名乗り

計画が本格的に動き始めたのはまちがオリンピックに沸いていた7月。

ビジネス情報科3年の生徒と打ち合わせをしているのは野菜ソムリエ上級プロで市内でカフェを開いている柳井さつきさんです。

地域の課題を発見し1年をかけて解決を目指すという授業の一環で「地域の活性化のために何ができるのか」という課題に、オリジナルスイーツの開発を考えつきました。

秋の「柳井まつり」で販売することを目標に、柳井さんに協力を求めました

どんなスイーツなら柳井の魅力が伝わるか。お客さんが来てくれるか。生徒が考えた案を持ち寄り、話し合います。

「野菜パウダーとかあるって聞いたので、それでフィナンシェとか作れるのかな」協議の結果、野菜を使ったスムージーとフィナンシェを作ることにしました。

柳井さんのカフェでさっそく試作です。見た目だけでなくもちろん、味にもこだわります。

試食した生徒と柳井さん
「あぁ、このビターな感じだったら、この甘いスムージーに」「合いそう?」「合うかもしれないです」

地元のまつりを盛り上げたい。おとずれた人に、笑顔になってもらいたい。何度も試作を重ねます。

柳井の魅力を伝えるためには、柳井の野菜を使いたい。そう考えた生徒らは地元の農家を訪ねました。

生徒たちはあまり足を踏み入れることがない畑に興味津々。ショウガの収穫体験もさせてもらいました。

地元産の野菜の栽培を間近に見た生徒ら。選んだのはサツマイモでした。

今年の猛暑で、水やりなどに苦労をしながら大切に育てられたといいます。生産者の思いも知り、本番に向け気持ちが高まります。