■鏡開きとは
鏡もちはもちですから、当然食べます。食べるのは1月11日の「鏡開き」になってから。この食べることにも願いが込められています。

「鏡開き」とは、お供えしていた鏡もちを下ろして、無病息災を願って食べる行事です。
鏡もちは、お供え物に刃物を向けるのは縁起が悪いとして、包丁は使わず、木口で叩いて割りますが、「割る」という言葉も縁起が悪いので「開く」という言葉が使われます。
おもちを鏡というのは、おもちの丸い形が昔の銅鏡に似ているからだそうです。
年神様の力が宿っている鏡もちは、下ろして食べることに意義があるので、捨てずに食べることが大切です。