「酸素」が体にダメージを与える!?

Q.老化の観点から見るとNGな行動はどっち?
A:ガチなマラソン
B:だらだらウォーキング

・・・正解はA

問題となるのはストイックなマラソンです。
有酸素運動はたくさん酸素を取り入れるので、老化の観点から見るとNG。
中西教授によると、酸素は老化の観点では「有毒」。酸素を吸っているがゆえに体にダメージを与えるというのです。

東京大学医科学研究所  中西真教授:
酸素は我々が生きていく上でどうしても必要なものなんですけども、酸素を取り入れてエネルギーを作る過程でどうしても活性酸素という我々の細胞やタンパク質を攻撃するような物質を作ってしまう。
それを作りすぎてしまうと、細胞やタンパク質に障害を与えて老化が促進すると言われています。

コメンテーター 中川翔子:
疲れたときによく酸素カプセル行って回復してたんですけど、駄目なんですか?

中西教授:
一過性に酸素を吸っていただくのはありかもしれませんが、長期間酸素を使い過ぎてエネルギーを作っていると、どうしても活性酸素が生まれます。
過度なストレスを感じない運動が一番いいといわれています。

老化のお悩み〔1〕「寝ても疲れがとれない」

スタジオ出演者のお悩みに、アドバイスをいただきました。

コメンテーター 中川翔子:
疲れて、寝たらなおるのかなと思ったら、寝ても肩こり・背中が痛いなどが治らない。どうしたらいいんですかね。

≪中西教授のアドバイス≫
睡眠の質が悪いと老化する⇒老化すると睡眠の質が悪くなるという悪循環
睡眠を良くする工夫が必要

中西教授:
自分ではよく寝たと思っていても実は睡眠の質が非常に悪くなっている可能性があります。歳をとってくるとどんどん睡眠の質が悪くなってきますので、そちらを改善するともう少し「寝ると体が回復する」という感じがするんじゃないかと思います。
どれぐらいきちんと寝ているかは今検査で測ることができますので、一度睡眠の質を調べてみるといいかもしれませんね。