決め手は“痛くないこと”…価格は?
一方、これまでの注射でのワクチン接種を選ぶ人も。
小児科医の中村医師は、その理由として、フルミストの接種が始まったばかりで実績に乏しい点と、注射よりも値段が2倍ほど高い点にあるのではないかと考えています。

中村英夫 医師「日本小児科学会でもガイドラインは出していますし、有効性に関しては旧来型のワクチンと同等か、あるいは個人的にはそれ以上だと思っています。流行株がいろいろと変化しますけど、多少の流行株のズレがあってもカバーできるというメリット、それから痛くないというようなことで接種を勧めています」
病院からのLINEメッセージやインターネットなどで薬を知った山下きょうだいのお母さんは、痛くないことが決め手になったと話します。

Q来年はどうしますか?
母親「鼻からのワクチンで行こうと思います」
気になる大人用のワクチンですが、中村医師によりますと、海外ではすでに接種が始まっているということです。また、副反応について接種後に風邪のような症状が出ることもあるとしています。

中村医師は本格的な流行の前に入る11月中には予防接種を受けてほしいと話していました。