不法係留は30年以上前から? 航空写真には1990年代から多くの船が
すぐ隣の日光川にも“魔のエリア”が。約1.5キロにわたって70隻近い船がずらり。中には、沈没した船も。沈んでいる船は、オイルが漏れて海洋汚染につながる可能性もあります。
航空写真を見ると、1980年代まで船はありませんが、90年代になると多くの船が写っています。30年以上前から不法係留があったとみられますが、簡単には撤去できないワケが。


(愛知県海部建設事務所・鳥居隆昭課長)
「1隻あたり100万円前後(撤去費用が)必要になります。すべて税金になるので、あくまで(移動は所有者へ)お願いでやっています」
県は、所有者不明で油が流出する危険の高い船を優先的に撤去していますが、高額な費用がかかります。所有者が分かれば移動を指導していますが、ほとんどの所有者が応じないそうです。