米騒動も関係?スーパーが力を入れるワケ

いまや多くのスーパーで販売されるバーガー。
手作り感やワンコインで買える手軽さが人気の理由のようですが、そこには、スーパーならではの”ある強み”が生かされているといいます。

『マルエツ』デリカテッセン・チーフMD 藤原良彦さん:
“らしさ”を出すために、マルエツの総菜とマルエツのパンを組み合わせて、そこを念頭に開発している。惣菜チームがこだわったフライドチキンとベーカリーがこだわったパンを一緒に挟んでいる」

マルエツで人気の総菜「フライドチキン」。これを具として使うことで“低コストかつ高クオリティ”な商品を販売できるとのこと。


しかし、なぜ今、スーパー各店がバーガーに力を入れているのでしょうか?
専門家は、「令和の米騒動」も関係していると話します。

フードジャーナリスト 池田恵理さん:
「今コメの価格がこれだけ上がってしまうと、弁当の値段を上げざるを得ない。ワンコインだったものが500円以上になってくるとお客さんは買わない。一方で小麦粉は値段が下がってきているので、バーガーに力を入れてるのではないかと」

相次ぐ「物価の高騰」や「令和の米騒動」などでお弁当やおにぎりも値上げ。消費者の財布のひもが固くなる中、飲み物と合わせてもワンコインで収めることができるバーガーに活路を見いだしたのだといいます。

フードジャーナリスト 池田恵理さん:
「バーガーは彩りも鮮やかで、値段的にも非常に手頃なので、これからスーパーの顔になると思う」