パティシエが再注目!青森の将来を担う青森りんご

青森の未来を背負うかもしれない、将来期待のリンゴ。それがカルヴィル・ブランという品種です。

実はカルヴィル・ブランはフランス原産のリンゴで、新品種ではないんです。日本には明治初期に持ち込まれた古くからある品種なんです。

番組のために、弘前大学藤崎農場から特別に提供いただきました
画像ではわかりにくいですが、表面がゴツゴツしています

今回、藤崎農場から特別に提供いただきスタジオに用意しました。番組MCの先川栄蔵さん俵谷理瑶アナウンサーが試食します。

番組MCの先川栄蔵さん(右)と俵谷理瑶アナウンサー(左)

先川栄蔵さん
「いただきます。うん、酸っぱいね!でも、食感はすごくいいよ」

近年スーパーに並ぶリンゴは、生で食べても甘い品種が人気だと思いますが、カルヴィル・ブランはその酸っぱさからあまり注目されず、日本では一度姿を消したと言われていたんです。

しかし国内のごく一部で今も栽培されていて、しかも取材した藤崎農場では、1本だけ木が残っていました。

このリンゴのポテンシャルを引き出せる食べ方が加熱調理です。今回特別に、カルヴィル・ブランを使用したタルトタタンを用意。先川栄蔵さんと俵谷理瑶アナウンサーが試食しました。

先川栄蔵さん
「いただきます。タルトタタンの甘みとリンゴの酸味がちょうどいいよね」

俵谷理瑶アナウンサー
「おいしい!酸味がまろやかになっている。リンゴの形しっかり残っているんですけど口どけがいいですよね」


加熱調理の特性により、酸味も残しつつリンゴの存在感がしっかり残っています。

取材した弘前大学助教の林田先生によりますと、カルヴィル・ブランは国内での生産量が少ないということで、今後は栽培量収穫量を増やして、他にどんなお菓子に向いているかなど研究試験を繰り返して、カルヴィル・ブランの可能性を模索しながら普及活動をしていきたいということでした。

もしかしたら5年後10年後、青森のリンゴのお菓子といえばカルヴィル・ブランっていうような時代が来るかもしれません。

「わっち!!」 2024年10月31日(木)放送回より

青森テレビ「わっち!!」月~金曜夕方4時25分から
「#わっちタグ」2024年10月31日(木)放送回より