部屋は和洋折衷のスタイルを提案

また、「新少女」の別の号では掲載された「少女の部屋の飾り方」では、
和室にガラス窓があり額絵をかけた和洋折衷のスタイルを提案しています。

「新少女」1巻2号口絵 1915(大正4)年

説明文で、夢二は「壁の色も花瓶の色もできればすべて緑色にしたいものです」と書いています。夢二が経営していた絵草紙店「港屋」も天井や壁は緑のラシャ紙でおおわれていたそうです。

夢二の店、港屋を紹介した雑誌「淑女画報」4巻1号より

夢二の港屋は、流行の発信地だったのかもしれません。