太陽に近づいたらどうなる?

ー彗星が太陽に近づくとどうなるのでしょうか。

(米田瑞生さん)
「太陽に近づいた彗星は、温度が上がり、氷でできた本体が溶けて、バラバラとチリ・ガスをばら撒きます。彗星が見せる尻尾のような構造は、彗星が通った軌道にばら撒いて残していったチリやガスが、太陽の光を散乱して輝いているものです。彗星によっては、太陽に近づいた時に崩壊してしまうこともあります」

「今話題の紫金山・アトラス彗星について、正確なことはまだわかりませんが、すでに太陽から遠ざかるところで、再び故郷の“オールトの雲”の領域に帰っていきます。さらに、オールトの雲の領域を通過して、二度と太陽系に帰ってこない可能性さえあります」