特集は、2025年のニュースを振り返ります。香川県は今年、「世界で最も美しい」と賞賛されるアリーナの開業とその効果に湧きました。そしていま、岡山県を含む全国で建設が計画されているアリーナです。その明暗をわけるものとは。年末に飛び込んできた、快挙の知らせです。

香川県立アリーナがもたらした恩恵は

(池田豊人香川県知事)
「国内のスポーツ施設としてはこのベルサイユ賞、香川県立アリーナが初めての受賞になるということで、大変喜んでおります」
世界の優れた建築を表彰する「ベルサイユ賞」の最優秀に、香川県立アリーナが選ばれました。建築家ユニットSANAAの設計で、

瀬戸内海をのぞむ開放的な建物が街と海をつなぎ、あらゆる方向から自然光が降り注ぐ、美しく魅力的なスポーツ施設と高い評価を受けています。

(池田豊人香川県知事)
「この瀬戸内というエリアが非常に注目をされてきており、海外からの観光客も増えてきていますので、観光戦略の中にアリーナを位置付けて、このアリーナに寄ってぜひ海をバックに写真を撮る、

これ自身が大きな観光コンテンツになる」

こけらおとしはサザンオールスターズのコンサートでした。

「もう安泰やと思います、サザンがライブしてくれれば」

トップモデルが集結したTGCも開催されました。

「(香川が)栄えていく感じがうれしいです」
「最高です」

音楽フェスも充実しています。

「とうとう県内でもこういう素晴らしい施設ができたんだなと感動しています」

「香川県が都会になったなと思って、アリーナでライブすることによっていろんな県から来てもらえるのかなって思います」
「最高で~す」

県の新しい体育館として、202億円をかけて建設されました。中四国最大級の1万人を収容可能。

コンサートにスポーツに、民間企業の力を借りながら地域のにぎわいを創出します。開業1年目のインパクトは大きいものでした。

(JR四国 四之宮和幸社長)
「おみやげもたくさん買っていただけたということもありまして、JR四国グループ全体にとってみると、当初思っていた以上の効果が」

(高松琴平電気鉄道 植田俊也社長)
「7,000人規模のコンサートやイベントがありましたら、その約1割の700人程度が必ず電車に乗って来られるんですね。確実にキャッシュがたまっていくようなことになっていますから、本当にアリーナの効果は絶大ですね」














