ピクニックでの注意点

Q.サンドイッチの具で食中毒のリスクが低いものは次のうちどれでしょう?
たまごサンド・ハムレタスサンド・ツナサンド

A.たまごサンド
野菜から水分が出やすいので、この場合は火が入っているたまごサンドが一番リスクが低くなります。
※注意 半熟卵の場合はリスクが高くなります

管理栄養士 渥美まゆ美氏:
ポイントは水分。作るときにしっかり水分を取ればリスクは減らせる。
大事なことは手をきれいにして菌を付けないということと、なるべく水気の少ないものにすることです。

管理栄養士渥美まゆ美さんがオススメする「キング・オブ・サンドイッチ」は・・・
「カツサンド」と「厚焼き玉子サンド」です

管理栄養士 渥美まゆ美氏:
とんかつ自体に下味をつけると、ソースがなくてもよいのでさらにリスクは減ります。
大切なのは、作ったらなるべく早く食べることです。
時間が経てばそれだけ食中毒のリスクは増えます。

アニサキスに要注意

都内のスーパー「アキダイ」ではこのような対策をしているそうです。

▼目視で確認
▼ブラックライトで確認
▼一部商品は24時間以上冷凍してから販売
▼ポップで注意喚起

消費者ができる対策としては、◆内臓を生で食べない◆目視でアニサキスがいないか確認する、ということです。
事業者ができる対策としては、70℃以上または60℃以上で1分加熱。-20℃で24時間以上冷凍することです。

食中毒予防の3原則

小坂教授によると、食中毒対策の原則は以下の3つ。
〔1〕食べ物に細菌を「付けない」
〔2〕食べ物に付着した細菌を「増やさない」
〔3〕細菌を「やっつける」


(ひるおび2024年10月14日放送より)
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<プロフィール>
小坂健氏
東北大学大学院 教授
元国立感染症研究所・主任研究官
内閣府食品安全委員会専門委員

渥美まゆ美氏
管理栄養士 冷凍弁当などの監修を行なう
著書に『同時に3品作りおき 朝つめるだけ弁当188』