10月11日、今年のノーベル平和賞が発表され、68年にわたり、核兵器の廃絶を訴えてきた、「日本被団協」が選ばれました。世界が評価した、その活動とは。
「ノーモア・ヒバクシャ」 核保有国に直接語りかけ

ノーベル委員会 ヨルゲン委員長
「2024年のノーベル平和賞は、日本のニホンヒダンキョウ」
日本被団協 代表委員 箕牧智之さん
「日本被団協?電話せないけんわ」
今年のノーベル平和賞に選ばれたのは、日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会です。広島や長崎の被爆者らでつくる全国組織です。

核廃絶に向けた長年の、草の根運動が評価されました。

ノーベル委員会 ヨルゲン委員長
「核兵器は80年近く戦争で使用されていません。日本被団協と被爆者団体による並々ならぬ努力は『核のタブー』確立に大いに貢献してきました」
核兵器の使用は道徳的に受け入れられない、という「核のタブー」。原爆投下から79年。日本被団協の歴史は、この「核のタブー」を世界に知らしめる歩みでした。
東西冷戦のさなかには、1982年の国連の軍縮総会で…
日本被団協 代表委員(当時) 山口仙二さん
「ノーモア・ヒロシマ。ノーモア・ナガサキ。ノーモア・ウォー。ノーモア・ヒバクシャ」
『ヒバクシャ』という日本語を、世界に定着させ、また度々、核保有国に、直接語りかけてきました。














