2024年のノーベル平和賞に日本被団協=原水爆被害者団体協議会が選ばれました。
日本被団協の代表委員も務めていた金沢大学名誉教授の故岩佐幹三さん。
「原爆の記憶を残す」「被爆者の記憶を継承する」
2020年9月に91歳で生涯を閉じるまで、岩佐さんはその気持ちを持ち続けてきました。
被団協に大きなかかわりをもっていた岩佐さんの、生涯を通しての活動などを振り返ります。

岩佐さんは、石川県内の被爆者支援の活動に力を尽くし、晩年は原爆にかかわる資料の収集や整理などを通し、記憶を残すことに心を砕いてきました。
岩佐さんのような人たちの思いを継承する取り組みは続いていますが、果たしてこの先も長く記憶は残していけるのか、大きな課題もいま浮き彫りになっています。