“ダブル台風”発生へ 進路によっては天気予報が大きく変わるおそれ

日比キャスター:
熱帯低気圧は台風18号になるのでしょうか。

気象予報士 森田さん:
フィリピンの東あたりにある熱帯低気圧は台風18号になるという情報が出ています。北に進む予想なので、沖縄・石垣島や宮古島、沖縄本島は大きな影響を受けそうです。勢力としては、10月2日(水)時点で975ヘクトパスカル、強い勢力と予想されていて、何かしらの被害がでるおそれがあります。

一方、27日午後に発生した台風17号がやっかいで、北上して関東から500キロくらいの海上を通りそうです。関東の沿岸部では強風域の影響を受けそうです。10月1日(火)、2日(水)あたりは、台風の進路によっては大きく天気が変化しそうです。

雨が降らないと見込まれている地域でも、台風17号の進路が少し西へずれたら降る可能性があります。来週にかけて、こまめに天気予報をチェックしてください。

日比キャスター:
少し前も、海水温が高くて動きが遅く予想が困難な台風もありました。

気象予報士 森田さん:
今年は特に海水温が高いので、いつまでも影響を受けそうです。海水温が高いと、水蒸気の蒸発量が増え、予想よりも雨量が多くなることがあります。

10月1日(火)は雨の予想。3日には西日本に、おそらく台風18号になったものがやってくると思いますが、それとは別に関東でも降ったり止んだりしそうです。

日比キャスター:
“ダブルでやってくる”ということで、通勤通学など気を付けていきたいです。

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<プロフィール>
気象予報士 森田正光さん
1950年名古屋市生まれ
(財)日本気象協会に入り、1978年ごろからテレビで天気解説
1992年にウェザーマップ設立