高さ180メートル…巨岩の頂上にある「天空の宮殿」

スリランカの世界遺産「古代都市シーギリヤ」

スリランカにも「古代都市シーギリヤ」という世界遺産があります。ここは高さ180メートルの巨岩の頂上に宮殿の遺跡があり、「天空の宮殿」として有名です。この天空宮殿に目を奪われがちですが、空から引いて撮影すると、宮殿のある岩山を中心として濠で囲まれたエリアがあり、その全体が王宮だったのです。

いくつもあるシーギリヤの人工の池

天空宮殿のある岩山へとつづく道沿いには人工の池がいくつも作られ、優れた水利技術があったことが分かります。シーギリヤの池の水は周囲の濠、さらには周辺の田畑にも水を供給していました。都市と水は、常に切っても切れない関係があります。